北ア常念山脈(長野) 常念岳(2857m)、横通岳(2767.1m)、東天井岳(2814m)、大天井岳(2922.1m) 2018年8月18〜19日  カウント:画像読み出し不能

所要時間

8/18
3:05 駐車余地−−3:15 林道終点 3:20−−3:31 山の神−−4:13 大滝−−5:02 笠原沢−−5:49 最終水場 5:51−−6:27 常念小屋 7:06−−7:53 横通岳 7:56−−9:01 東天井岳 11:18−−12:19 大天井岳 14:33−−16:23 常念小屋

8/19
3:58 常念小屋−−4:57 常念岳 6:06−−6:46 常念小屋 7:24−−8:12 最終水場−−8:14 笠原沢−−8:42 大滝−−9:15 林道終点−−9:25 駐車余地

場所長野県松本市/安曇野市/大町市
年月日2018年8月18〜19日 1泊2日幕営
天候8/18:晴後曇  8/19:晴
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場一ノ沢林道途中に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望どの山頂も大展望
GPSトラックログ
(GPX形式)
1日目(一ノ沢→常念小屋→大天井岳→常念小屋)
2日目(常念小屋→常念岳→常念小屋→一ノ沢)
コメント右膝の状態が悪いがこの夏初めて秋の空気に覆われたアルプスに出向く。初日の登山口で気温は4,5℃をしかなく、稜線までこの気温が続きほとんど汗をかかなかったが日中は気温はそこそこ低いものの日差しが強く暑かった。夜中から早朝は気温は+3,4℃まで低下しテント内の結露が凍結するほど冷えた。展望は過去の記憶と比較しても別格の良好さで初日は丸一日中奥日光〜足尾の山並みがずっと見えていた。翌朝は男体山からの日の出を拝んだ。南アは深南部の黒沢山まではっきり見えた。天気がいいのに2日間で3組の雷鳥親子に出会えた。おまけに東天井岳〜横通岳間鞍部付近で猿の群れに出会った


地図クリックで等倍表示
1日目のルート断面図(一ノ沢→常念小屋→大天井岳→常念小屋)
2日目のルート断面図(常念小屋→常念岳→常念小屋→一ノ沢)


林道終点のトイレだけ電気点灯 山の神
大滝。まだ真っ暗 4時47分。樹林帯ではかろうじてライト無しで歩ける
笠松沢 下界を振り返る
トリカブトが咲いていた。もう秋の花 最終水場で3リットル補給
常念乗越。6時27分到着 小屋近くのテント場。前夜から宿泊のテント
北側のテント場 最下段に陣取る
天気が良く時間もたっぷりあるので大天井岳へ
稜線から見た上信国境の山々(クリックで拡大)
稜線から見た御坂山塊(クリックで拡大)
稜線から見た奥日光〜足尾山塊。女峰山が最遠で約170km
森林限界突破 常念乗越を見下ろす
きつい登りが終わってなだらかな登山道へ
登山道を離れて横通岳山頂へ 横通岳山頂
横通岳から見た360度パノラマ展望写真(クリックで拡大)
横通岳から見た上信国境空八ヶ岳、御坂山塊(クリックで拡大)
横通岳から見た南アルプス
横通岳から見た奥日光〜足尾山塊
東天井岳への登り。ハイマツの中に登山道がある
南鞍部から東天井岳へ 東天井岳山頂。珍しく先客あり
北アルプス稜線で初めてサルの群れを見た 大天井岳に向かう
まだお昼でテントは少ない
大天井岳山頂 大天井岳から見た立山、剣岳
大天井岳から見た後立山 大天井岳から見た餓鬼岳
大天井岳から見た牛首山
大天井岳から見た裏銀座〜常念山脈北部(クリックで拡大)
大天井岳から見た常念山脈南部〜槍穂(クリックで拡大)
大天井岳から見た奥日光〜足尾山塊〜赤城山(クリックで拡大)
大天井岳から見た南アルプス
午後2時半の大天荘。テントが増えてきた
常念乗越に向かう
中天井岳に人がいた 最初の雷鳥親子の子供。少なくとも4羽いた
最初の雷鳥親子の親鳥 次に見た雷鳥軍団
雛は少なくとも5羽いた こちらは親
登山道を猿が歩いていた 猿の群れ。少なくとも15頭いた
常念岳に雲がかかり始めるが雨の心配はなし テントが増えたが満杯状態ではない
賑わっているが隙間が多い
翌朝4時。常念岳山頂に向けて出発 今週は登山者数が多い
振り返ってもライトの列 4時40分。森林限界ではもう明るい
東の空が染まってきた 常念岳山頂。日の出に間に合った
常念岳から見た奥日光〜足尾山塊。今日もよく見えている
常念岳から見た八ヶ岳(クリックで拡大)
常念岳から見た夜明け前の南アルプス(クリックで拡大)
常念岳から見た中央アルプス
男体山右肩から太陽が上がった 常念岳から見た蝶ヶ岳ヒュッテ
常念岳から見た槍ヶ岳 常念岳から見た白山
常念岳から見た蝶ヶ岳方面 常念岳から見た恵那山
常念岳から見た木曾御嶽 常念岳から見た乗鞍岳
常念岳から見た鉢盛山。反射板が見えた 常念岳から見た安房山。山頂の建物が見える
常念岳から見た南〜西の展望(クリックで拡大)
常念岳から見た西〜北の展望(クリックで拡大)
常念岳から見た後立山
常念岳から見た立山、剣岳
常念岳から見た北信の山々
常念岳から見た志賀高原周辺(クリックで拡大)
常念岳から見た日の出後の南アルプス(クリックで拡大)
常念岳から見た燕岳 山頂東直下にライチョウお出まし
雛は少なくとも4羽いて元気に鳴いていた 親も盛んに鳴いていたので存在に気付いた
下山も行列。膝痛には好都合 テントが減っている(当然)
撤収完了。夏山だと小屋泊まり並みの容量 下山開始
今週は最終水場は賑わっていた 林道終点。タクシー、バスが待機中
駐車している車も多い 猿も多い
駐車場所に到着


 お盆休みが終わって最初の週末、やっと金曜日から天候が回復して土日は天気が安定するとのことで出かけることにした。しかし水曜日の唐松岳から中2日では右ひざの状態がいいとは言えず、傾斜が緩くて膝に優しく、コース途中に水場が多く行動中に水を持つ必要が無い=荷物が軽い、テント場までの標高差が約1200mと北アの中では少ない方で、しかも大展望が期待できる常念岳とした。もちろん一ノ沢コースしかありえない。

 金曜夜の一ノ沢林道の各駐車場は結構入っていて、林道終点から最も近い駐車場所と2番目に近い駐車場所が満杯であった。3番目に近い駐車場所を確保し、酒を飲んで寝た。前線が通過して寒気が入り、今夜は涼しくなるとの予報通り、車の窓を開けると寒いくらいの温度。朝方の気温は+4〜5度であった。これはもう秋の気温だ。

 翌朝は午前3時に出発。いつもの半袖短パンでは寒すぎるので、出だしは長袖長ズボン。私にとって夏山登山口ではあり得ない格好だ。これでも歩いているうちに体が温まって、そのうちに半袖短パン姿に早変わり。この気温ではほとんど汗をかかないので快適そのものだ。

 一ノ沢コースは樹林帯を歩くのでライトが不要になるのは5時近くなってから。笠松沢を通過するころにはすっかり明るくなり、頭上は真っ青な青空かと思ったら、秋の空のような高い薄い雲がかかっていた。さて、稜線での展望は大丈夫だろうか。

 一ノ沢右岸に渡り左岸に渡り返して胸突き八丁で本日初めての下山者とすれ違い。最終水場には人の姿は無く、いつものように水を3リットル補給。これで小屋で\200/lの水を購入する必要はない。ここから小屋まで標高差約200m、30分の登りなので私にとっては許容範囲だ。最終水場から先の急登では下山者が次々へとやってくる。3人の登りのトレンランナーに追い越されたが私の2倍くらいのスピードであっという間に上がっていった。

 常念乗越に到着。気温はやや上がったがまだ10℃を切っている。まだ6時半なので前夜泊テントがそれなりに残っていて撤収作業中の姿も。槍穂は全く雲がかからず八ヶ岳は非常にくっきりと見えていて、多少雲はあっても空気の透明度はかなりいい状態。これなら南アルプスの展望もかなり期待できそうだ。広い方のテント場の最下段にテントを設営。当然ながらこの時間にテント設営しているのは私だけで、周囲は全て撤収組だった。

 ここからは夕方まで時間を持て余すことになるが、登りでは膝の状態はさほど悪化しなかったので、傾斜が緩い大天井岳の稜線を歩くことに。時間がたっぷりあるので膝に負担がかからぬよう下りをゆっくり歩いても問題なく夕方までに帰ってこられるだろう。今日は夕立の心配もない。水と食料の他、これから気温がもっと上がるだろうが風が出てくる可能性もあり防寒具も持つことにした。

 大天荘方面からやってくる登山者とすれ違いながら横通岳の登り。森林限界を超えると南アルプスの甲斐駒ヶ岳が前常念岳の稜線から顔を出したが今までに見たことがないくらいの高いコントラストで近そうに見えるくらいだった。東の展望は期待以上で、浅間山と四阿山の間に奥日光〜足尾山塊がずらりと並んだ姿が見えている。アルプスから奥日光が見えること自体が稀であり、私の経験では見えたとしても日の出の時間帯だけ。日中に見えたことは一度も無かった。これは空気が澄んだ秋でも同じであり、おそらく年に数度程度の稀な経験だと思われる。この日は夕方まで奥日光が見えていた。

 横通岳南鞍部で山頂を巻いてしまう登山道を離れて稜線上の砂礫の踏跡を辿って山頂へ。少しでも早く南アルプスの全貌を見たいからだ。山頂に到着して南を振り返ると、末端は中央アルプスのすそ野に隠れてしまっているが加加森山まではっきりと見えていた。普段は白根三山に重なって分離不可能な仙丈ヶ岳はコントラストの差が分かるほど。ここまで良く見えるとは驚きだ。奥日光はまだよく見えている。日光白根以北の山々は四阿山や根子岳に邪魔されて隠れてしまっていた。

 稜線上を大天井岳方面へ向かうと男性3人パーティーと遭遇。ピークを巻く縦走路から外れてわざわざ稜線上の薄い踏跡を辿る人はまずいないので驚きだったが、立ち話をすると今日は展望がいいのでこちらを歩いているとのこと。奥日光の存在を教えてあげるとメンバーの1人が先週は太郎山に登っていたとのことだった。残念ながら太郎山はここからは見えないが、男体山や日光白根に今登っている人からは北アルプスが見えているはず。まさにこの瞬間に「烏ヶ森の住人 日光連山 ひとり山歩き」の烏ヶ森さんが日光白根に登っている最中で(その記録はこちら)、その時撮影した写真を拡大してもらったらちゃんと槍穂等が写っていることが分かった。私も奥日光の山々から南アルプスや北アルプスを見てみたいのだが、長野移住後は栃木は遠くなってしまいなかなかその機会が無い。

 稜線を北に下って縦走路に合流。東天井岳との鞍部から背の高いハイマツの海を切り開いた登山道を登り返す。ここはハイマツが盛大にはみ出しているので雨や朝露でハイマツが濡れた時間帯に歩くと雨具が必要な区間だ。ハイマツの高さが低くなるとはみ出しがなくなって快適な登山道に復活する。

 東天井岳南鞍部でザックをデポして東天井岳山頂を目指す。ここも薄い踏跡あり。何度か山頂には登っているが山頂で人に会ったことは無かったが今回は珍しくも先客がいた。昨日は常念小屋に宿泊し、これから槍ヶ岳へ縦走するのだが今日はどこの小屋も満杯で大天荘しか空きが無いのでのんびりしているとのこと。お盆休みが終わって小屋が空くだろうとの読みだったのが外れたとのこと。私の経験でも3連休以上の週末の翌週末は人が少ないことが多く、今週末も人が少ないと予想していたのが一ノ沢の駐車場では予想を裏切られた。槍に行くまでに赤岩岳や赤沢岳など登山道が無い山も登るとのことで、話のメインは藪山へ。男性が話す山は普通の登山者はどこにあるのか分からないようなマイナーな山ばかりであったが、私が登ったことがある山ばかりなので話が弾んだ。先日の群馬県のヘリが墜落した事故で話題になった群馬/新潟/長野県境に整備された縦走路についても話が出て、登山道が無く濃い根曲がり竹に覆われた白砂山〜稲含山間も道が切り開かれたのかと思って公式ホームページで確認したら、この区間は「整備予定」となっていてがっかりしたことは2人とも同じであった。この区間は私の場合は忠次郎山までは残雪期に旧三国スキー場から往復し、赤沢山までは残雪期に白砂山側から往復したが、残雪の状況を考慮すると白砂山側から往復するのが得策だと伝えておいた。しかし、僅か2日後に8/11にこの区間が開通していたことが判明! 既に歩いた人の記録を発見し、しっかり刈り払いされているとの記述だった。超マイナー峰が簡単に登れるようになるのは寂しいが、道ができたとは言ってもこの間を日帰りで歩きとおすのは距離的に難しく、宿泊するにしても途中に小屋は無いし稜線付近に簡単に水が得られる場所があるかも不明なので、やっぱり一般登山者にとってはハードルが高いエリアのままかもしれない。この男性とは2時間半近く山頂で話し込んでしまった。

 お昼前になって2人揃って大天井岳へ。南鞍部の南側ピークには3頭の猿の姿が。北アルプスの稜線で猿を見たのはこれが初めて。南アルプスでも1回しか見たことがない。常念岳に戻るときには少なくとも15頭の群れだったことが判明、横通岳方面へと稜線を移動中だった。縦走路をのんびり歩きながらこれまた藪山談義に盛り上がる。途中、風通しが良く涼しい場所で男性が小休止したところで別れたが、大天井岳で合流して再び藪山談義に花を咲かせた。大天井岳は大混雑は無かったが次々と登山者がやってきて槍ヶ岳をバックに記念写真を撮影していた。午後2時半に山頂を出発、男性は大天荘へ、私は常念小屋へ向けて歩く。大天荘のテントは増えたがまだ満杯になるほどではなかった。

 さすがにこの時間帯では縦走路を歩く人の姿は少ない。上空は雲が増えて常念岳は雲に隠れてしまったが雲は薄く雨が降るような気配はない。稜線はガスはかかっていなかったが2組の雷鳥親子が出現。どちらも4,5羽の雛がいて鳴き声で分かった。縦走路を歩いて横通岳の西側を巻いていると、南側から稜線上を横通岳目指して登っている空身の男性2人を発見。たぶんテント泊で時間が余ってここまで足を延ばしたのだろう。

 テント場はそれなりに数はあるが滅茶混みというほどではなく隙間が目立つ。私が確保した場所はすぐ横に次のヘリで下界に下ろす荷物がネットに包まれた状態で置いてあり、反対側はハイマツで私のテント1張しか張れない場所なので騒音に悩まされずに済みそうだ。このまま曇るかと思ったら夕方になって雲の切れ目から日が差し込んでテント内は一時的に暑くなった。日没後の気温は+10℃ほどで予想より気温が低下しなかったが、夜中からは気温が低下して夜10時頃には+4,5℃でテント内の結露が凍結していた。先週よりも10℃下がっている。先週は暑くて寝袋から出て寝たが、今週は先週より1枚多く着た状態で寝袋に入っても微妙に寒く、雨具を追加して着こんで寝袋に潜った。これでも快適とは言えずちょっとばかり寒かった。

 翌朝も気温は+4℃程度でまだ結露が凍ったまま。テント内でガスコンロに火を点けて朝飯を作ると温度が上がって結露が溶けて水滴が流れ落ちる。山頂で日の出を迎えるために日の出1時間前の4時に出発。先週は常念岳に向かう明かりが少なかったが今週は結構な光が上へと続いているのが見えた。まだ空は満天の星空だが星が霞んでいる箇所があり、薄雲が出ているようだった。しかし槍ヶ岳のシルエットははっきりと見えるので稜線にガスはかかっていないようだ。

 ライトの明かりの列に加わるが、人が固まっているのは最初と中盤で、その間は人がいない暗黒エリア。すぐにその暗黒エリアに入ってマイペースで歩けるようになる。気温は低いが風はほとんど無く、登っていると体が発熱して最終的には上着は脱いで半袖となった。本当はズボンも脱ぎたかったが、こちらは登山靴を脱ぐ必要があるので山頂まで我慢してズボンの裾を膝上までまくって足を放熱した。

 上部の行列に追いつく頃には東の空が徐々に明るくなり、一面の雲海が見えた。列はばらけて三々五々小休止する姿が見られるようになり、待ち行列はほとんど発生しなかった。既に山頂に到着している登山者のライトも見えている。

 周囲がかなり明るくなったが日の出前に山頂に到着。まだ大混雑の前で山頂に滞在する人数は10人に満たなかった。南アルプスは昨日同様に非常にコントラストが高く見えていて、南端は中ノ尾根山であった。空気の透明度としてはもっと遠くまで見えていいのだが雲海の高さがあり、それ以南の深南部の山々は雲の下だった。奥日光や足尾山塊はまさに日の出方向で逆光なのでシルエットで見えているが、昨日同様に日光白根〜袈裟丸山までずらっと見えていた。奥秩父方面では両神山を初めて見ることができた。当然ながら穂高から槍はすっきり見えていて、大キレットの向こう側には白山。南側には木曾御嶽と乗鞍岳、さらに左の雲海に浮かんだ平たいピークは恵那山だ。日の出はちょうど奥日光男体山の右肩から昇ったが、あのピークが男体山と分かる人はここでは私しかいないだろう。常念岳の影が穂高連峰に映る。名残惜しい大展望であるが山頂滞在は約1時間で下山開始。今回は右膝の調子が悪いので下山はいつもより時間がかかるだろう。

 常念岳から常念小屋の下りは渋滞。でも膝に優しく助かった感じ。ここで無理をすると大ザックを背負ってからの下山が厳しくなるので大いにセーブすべき箇所。先週に膝を痛めたのもこの下りだった。

 テント場に到着すると半分くらいに減っていた。今日も稜線を縦走する登山者は既に出発しているはずで、今残っているのは下山組だろう。結露したテントには日が当たってそれなりに乾燥していたがまだ濡れた箇所が残っている。気温が高い下界だとすぐに乾くので虫干しは下界で行うことにして、外側をざっとタオルで水滴を拭き取ってテントを収納。出発前に残った飯を全部平らげて背中の荷物を更に軽量化。残った水はもう用済みなのでせっかく持ち上げたが草木の水分補給に。

 下山は安曇野の雲海に向かって。私と同じく一ノ沢登山口を目指す下山の人は今週は多い。そして登ってくる人もかなりいた。明日も好天の予報なので今日入山する人も結構いるようだ。道が狭い箇所ではすれ違いでそれなりの待ち時間が発生したが膝を労わるのにはちょうどいい。セーブして歩いたので先週よりも右膝の痛みは軽かったが皆無とはいかなかった。さて、この痛みが無くなるのはいつのことか。たぶん1か月くらい山を休めば治ると思うが、今度は精神の方がまいってしまうだろう。

 林道終点に到着すると予約客待ちのタクシーや団体様を迎えに来たマイクロバスあり。林道脇の駐車余地のあちこちに車が止まっていて今週末の入山者の多さを物語っていた。マイカーに到着して濡れタオルで汗を拭い、着替えを済ませて車で下界へと向かった。

 

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